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TIME WILL TELL

TIME WILL TELL

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時間そのものを鍵にするメッセージ 「今書いた言葉を、今は読ませない。」 そんな単純なルールから、TIME WILL TELL というWebアプリを作りました。 メッセージを書き、相手を指定し、日時を決めて SEAL する。指定された時間が来るまで、そのメッセージは開くことができません。 暗号のパスワードを知っているから開けるのではなく、時間が経過したことそのものが鍵になるという仕組みです。 通常のメッセージは、送ればすぐに届きます。メールもLINEも、基本的には「今」を伝えるための道具です。 TIME WILL TELLでは、その時間軸を少し変えました。 誕生日の朝に届く言葉。 数年後の自分へのメッセージ。 子どもが大人になった時に読んでほしい文章。 ある約束が果たされた時だけ開いてほしい言葉。 メッセージそのものだけでなく、「いつ読まれるか」まで含めてデザインするための道具です。 現在は2つの送り方があります。 DATEでは、日時を指定します。たとえば「2030年1月1日 0:00」と設定すれば、その時が来るまでメッセージは封印されたままです。 WHENでは、「○○が起きた時」のような条件を設定し、その条件が成立した時にTRIGGERすることで封印を解除できます。 受取人は専用アプリをインストールする必要がありません。ブラウザからメッセージを開くことができ、GmailなどのメールとLINEの両方に対応しています。 LINEについては、一度受取人が連携すれば、その相手を保存して再利用できるようにしました。初回だけ連携を行えば、次からは受取人を選び、日時を決めてSEALするだけです。指定された時刻になると、自動的にLINEへメッセージが届きます。 画像を添付することもできます。添付画像は開封画面の中に直接表示されるので、見るためにいちいちファイルをダウンロードする必要はありません。保存したい場合だけ DOWNLOAD IMAGE を押します。 また、開封されたメッセージには、 SEALED — 2026.08.08 のように、その言葉がいつ封印されたのかも残ります。 これは意外と重要な情報だと思っています。 何年も先に読んだ文章に「これは10年前の自分が書いたものだ」と分かるだけで、その言葉の意味は少し変わります。 TIME WILL TELLという名前には、「時間が経てば分かる」という英語の意味があります。 何が正しかったのか。 あの時の判断がどうだったのか。 今感じていることが、その時にも同じなのか。 それは今すぐには分からない。 Time will tell. 技術的には Cloudflare Workers、D1、R2を中心に、Gmail APIとLINE Messaging API / LINE Loginを組み合わせています。メッセージや添付データは保存時に暗号化し、指定された条件が成立するまで本文を取得できない構成にしています。 でも、このアプリで作りたかったのはメール予約システムではありません。 「未来へ言葉を置いておく」という行為そのものです。 デジタルのメッセージは、送った瞬間に消費されていきます。通知が来て、読んで、返信して、次へ進む。 そこにあえて時間を挟む。 言葉と人との間に、時間という物質を置いてみる。 TIME WILL TELLは、そんな道具です。