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6 SEG SCRIPT

6 SEG SCRIPT

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# 6SEG SCRIPT ## 存在しなかった英数字表示規格 **6SEG SCRIPT** は、6本のセグメントだけで英数字と記号を表す、架空の表示規格です。 出発点は、2017年に考案した **6 SEGMENT LED WATCH** でした。 一般的なデジタル数字は7本のセグメントで表示されますが、この時計案では、縦線を使わず、上下の水平線と4本の斜線だけで数字を構成していました。 **6SEG SCRIPT** は、その考え方を数字だけでなく、アルファベット、数字、記号、そして暗号化されたデータにまで拡張したWebアプリです。 これは単なるフォントではありません。 存在しなかったかもしれない、もう一つの電子文字体系です。 --- ## 6本の線から生まれる64種類の記号 6SEG SCRIPT の基本構造はとてもシンプルです。 1つの文字は、6本のセグメントのON / OFFで構成されます。 * 上の水平線 * 左上の斜線 * 右上の斜線 * 左下の斜線 * 右下の斜線 * 下の水平線 6本それぞれが点灯するか、しないか。 その組み合わせは、 **2⁶ = 64通り** になります。 この64種類の記号に、A-Z、0-9、スペース、句読点、@などの記号を割り当てることで、6セグメントだけの文字体系を作っています。 --- ## SCRIPT MODE **SCRIPT MODE** は、暗号化しない通常モードです。 入力したテキストを、6SEG文字へ変換します。 たとえば、 **ISN’T IT AMAZING?** のような文章を入力すると、アルファベットや記号が6本のセグメントで構成された記号列として出力されます。 このモードは暗号ではありません。 文字を隠すためのものではなく、別の表示規格に置き換えるためのものです。 読めないのではなく、まだ読み方を知らないだけ。 換字表を覚えれば、人間にも読むことができます。 --- ## PNGに描かれた文字そのものを読む 6SEG SCRIPT の大きな特徴は、PNG画像の中に隠しデータを埋め込まないことです。 保存されるPNGには、メタデータとして元の文章が隠されているわけではありません。 復元するときは、画像に描かれている6SEG文字そのものを読み取ります。 つまり、 **見えている記号列そのものがデータ** です。 アプリはPNGを読み込み、1文字ごとのセグメントのON / OFFを判定して、元の文字列に戻します。 この仕組みにより、6SEG SCRIPT は画像でありながら、文字列としても機能します。 --- ## LOCK MODE **LOCK MODE** は、強力な暗号化モードです。 SCRIPT MODE が「読もうと思えば読める文字体系」だとすれば、LOCK MODE は「パスワードがなければ読めない暗号文」です。 LOCK MODE では、入力した文章をパスワードで暗号化し、その暗号化されたデータを6SEG文字としてPNGに描画します。 使用している方式は以下です。 * **AES-GCM 256bit** * **PBKDF2-SHA-256** * ランダムな salt と IV を毎回生成 AES-GCM は、暗号化だけでなく改ざん検出もできる方式です。 パスワードが違う場合や、PNG内の記号が壊れている場合は、正しく復号できません。 ただし、暗号の強さはパスワードの強さにも依存します。 LOCK MODE を使う場合は、短い単語ではなく、長いパスフレーズの使用を推奨します。 --- ## 2つの読み方 6SEG SCRIPT には、2つの読み方があります。 ### SCRIPT MODE 読もうと思えば読める。 換字表があれば、人間にも読める。 これは、存在しなかった表示規格としての6SEGです。 ### LOCK MODE パスワードがなければ読めない。 見えている記号列は暗号化されたデータです。 これは、6SEGを暗号文の表面として使うモードです。 同じ6本のセグメントが、 あるときは文字になり、あるときは暗号になります。 --- ## これはフォントではなく、規格である 6SEG SCRIPT は、見た目を変えるためのフォントではありません。 通常のフォントは、同じ文字を別の形で表示します。 しかし6SEG SCRIPT は、文字そのものを6本のセグメントによる別体系に置き換えます。 そのため、出力されたPNGは単なる画像ではなく、 6SEGという架空規格で書かれた文章になります。 読める。 でも見慣れない。 記号のようで、文字でもある。 その曖昧な位置に、このアプリの面白さがあります。 --- ## 使い方 1. テキストを入力します。 2. **SCRIPT MODE** では、そのまま6SEG文字へ変換します。 3. **LOCK MODE** では、パスワードを入力して暗号化します。 4. 結果をPNGとして保存できます。 5. 保存したPNGを読み込むと、画像に描かれた6SEG文字そのものを解析して復元できます。 --- ## 用途 6SEG SCRIPT は、実用ツールでありながら、アートアプリでもあります。 * 架空文字の生成 * 6SEGによるタイポグラフィ * 読めそうで読めないメッセージ画像 * 暗号化されたPNGメッセージ * 作品やSNS投稿用のビジュアル * 存在しなかった表示規格の実験 特に、白黒PNGとして出力したときの見た目は、仕様書、端末ログ、未採用の文字コード、電子碑文のような印象を持ちます。 --- ## Concept **6SEG SCRIPT** は、6本のセグメントからなる、存在しなかった英数字表示規格です。 暗号ではないが、すぐには読めない。 フォントではないが、文字として機能する。 画像でありながら、文字列として読み戻せる。 6SEG CLOCK が「存在しなかった数字時計」だとすれば、 6SEG SCRIPT はその世界に存在したかもしれない文字体系です。