
ifif GREENPOT SHOEHORN
2009
この靴べらは、使わないときの佇まいまで含めてデザインしたプロダクトです。 一般的に靴べらは、使用後にしまい込まれるか、玄関で目立たない存在になりがちですが、本作ではあえて「見せて置く」ことを前提にしました。 収納時には鉢から伸びる葉のように見え、玄関に小さな植物が置かれているような軽やかな印象を与えます。 道具でありながらインテリアとしても成立することで、生活空間の中に自然に溶け込み、使う行為そのものを少し楽しいものに変えています。 靴べら本体は、足元へ自然に届く伸びやかな曲線を持ち、見た目の印象だけでなく、手に取りやすさや使いやすさにもつながっています。 長短2本の構成によって、造形としてのリズムが生まれると同時に、用途や使う人に応じた選択性も感じさせます。 実用品を隠すのではなく、むしろ空間の魅力に変えていく。 この靴べらは、機能とユーモア、収納と装飾をひとつに重ねたデザインです。