MASATO NASU

Portfolio

Selected works, objects, and experiments.

ドリップバックが浸からないドリップバックスタンド

ドリップバックが浸からないドリップバックスタンド

2023

##プロダクトデザイン #工業デザイン #日用品デザイン #樹脂成形 #プラスチック成形 #一体成形 #リビングヒンジ #折りたたみ構造 #構造設計 #金型設計 #量産設計 #コーヒー用品 #ドリップバッグ #ダイソー #100均デザイン

Foodist Note で紹介されていたこのドリップバッグスタンドも、私がデザインした製品です。 リンク先では、ダイソーの「浮かせて淹れるドリップバッグスタンド」として紹介されています。 一見すると、小さくてシンプルなコーヒーグッズです。 でも、設計としてはかなり面白いことをやっています。 この製品は、ドリップバッグをお湯に浸けずに抽出できるようにするためのスタンドです。 マグカップだけでなく、口の狭いボトルにも使えるようになっていて、折りたたむとコンパクトになります。紹介記事では、約35mm〜85mmの口径に対応し、折りたたみ式で持ち運びしやすい製品として紹介されています。 設計上のポイントは、 プラスチックの一体成形でここまでやっていることです。 しかもこれは、平らな状態で作ってあとから立ち上げるのではなく、 3Dの状態で成形し、それをリビングヒンジで折りたたむ構造になっています。 たたんだ後は爪で引っかかり、収納状態をきちんと保てるようにしています。 つまり、 使うときの形、 持ち運ぶときの形、 その切り替え方まで、 全部を一つの部品の中で処理しています。 部品を増やせば、もっと簡単にできるかもしれません。 でも、できるだけ少ない要素で成立させるほうが、私は好きです。 形そのものに機能を持たせること。 構造そのものに意味を持たせること。 この製品には、そういう考え方がよく出ていると思います。 日用品なので、ぱっと見ではそこまで主張しません。 でも、静かな顔をして、実はかなりよくできている。 そういう製品には、自分でも強く惹かれます。